2020/10/18 10:47
秋が少しずつ深まっていきます。寒さで、薄手のコートさえも必要になることもしばしば。
山々では初雪も観測されたという話も聞きます。コーヒーが美味しい季節がやってきました。
春夏秋冬それぞれでコーヒーが美味しい瞬間はもちろんありますが、寒い中でカップから伝わる温度とともに啜るとき「ああ、美味しいな」と思わずには入られません。
①SHE'S A RAINBOW(浅煎り)
②TRAVELIN' MAN(中深煎り|200g)
に続く、2020年最後のシーズナルコーヒーは
③6921本の煙草(中煎り|200g)
という名前のブラジルとマンデリンで仕上げたオリジナルブレンド。
香ばしいくてナッツのようなブラジルの香りに、
シナモンやハーブを思わせるマンデリンの香りとコクのある苦味は
一杯のコーヒーがまるでケーキのようにも思わされてしまう味となりました。
80~90℃くらいのお湯でドリップするのが一番オススメですが、極細挽きにしてエスプレッソとして飲んでいただくのもいいんです。チェーン店のエスプレッソでは出せない「え、こんなエスプレッソ飲んだことない」。そんな瞬間に出会えるでしょう。
最後になりますが、6921本の煙草。とは?
と、気になると思います。
いわしコーヒーの名前の由来にも関わる、「村上春樹氏」。
村上春樹氏の処女作である「風の歌を聴け」の文中にて、
「当時の記録によれば、1969年の8月15日から翌年の4月3日までの間に、僕は358回の講義に出席し、54回の セックスを行い、6921本の煙草を吸ったことになる。」と表現がされているところから抜粋しています。
6921本の煙草を吸ったこの主人公が飲んだコーヒーの味がこのシーズナルブレンドのイメージ。
どうぞお試しいただけますよう、よろしくお願いいたします。